保育士になりたいけど年齢制限ってあるの?
保育士は若いほうが良いのでしょうか?近所の保育園を覗くと、20代の若い先生が多いような気がしている方もいるかともいます。
- 確かに赤ちゃんのお世話は大変
- 幼児さんになると子供と一緒に走り回ったりしなくてはならないし
- シフトで朝早い日があったり夜遅い日があったり
体力勝負の仕事なので、若いほうが良いような気もしますが、年齢制限など資格取得であるのでしょうか?
保育士資格取得に年齢の決まりはある?
気になるのは資格を取得する際に年齢制限があるのか?というところ。いくらやる気があっても年齢による受験資格さえないのでは困ります。
保育士の平均年齢はどれくらい?
- 保育士の平均年齢は公立or私立か?
- 都心部or地方か?
によっても大きく異なります
一般的には専門学校・短期大学・大学を卒業して保育士になる20歳〜22歳の方から、定年までの60歳が在職している保育士の年齢になります。パートの保育士は60歳を過ぎている人も活躍しています。
公立だと平均年齢が高い傾向にある
一般的な話になるが、どちらかというと公立のほうが平均年齢が高いといえます。
公立は残業代、諸手当がしっかりつきますし産休、育休をとって復帰する人が多いからです。そうすると平均年齢が40歳くらいにあがってきます。
私立ももちろんきちんと制度が整っている園がたくさんありますが
- 残業代は全くつかないサービス残業
- 産休や育休をとりにくかったり
前例がないとのことで休暇を諦めるケースがあるようです。
よって結婚や出産を機にやめていく人が多い園ですと平均年齢が20代後半くらいになる
ちなみに保育士はいつまで働ける?
公立の場合は地方公務員、私立の場合も民間企業という扱いになるので定年はあります。今は多くの保育所が60歳定年のようです。
しかし、その年齢まで正規職員として働いておけばかなり現場での力がついているはず。その力量をかわれて、60歳以降パート職員として再雇用してもらえることも。
パートは65歳までとしているところも多いので、しばらく働けますね。保育士としての経験が長いとそのあとの就職に有利になることがあります。
その後の就職に例えば学童保育所や子育て支援センターなど
学童保育所は主に夕方からの勤務になるため、子育てが終わった中高年の先生が採用されることが多いです。
- 子育て支援センターでは、保護者の皆さんとお話する機会が多いので、そちらでもベテランの保育士を求めている場合があります。
子どもの育ちを先を見通してアドバイスできるという点で若い先生よりも頼りにされます。
保育士は子どもと走り回ったりするイメージが強く、60歳ともなると体力的に仕事ができるのかどうか不安に思っている方も大丈夫。
その年齢に合った働き方、かかわり方ができるのも保育士の仕事の魅力なのです。
40代、50代でも頑張れば保育士になれます!
実際に40代、50代で保育士になった方は沢山いらっしゃいます。
- 子どもの受験勉強と一緒に自分も勉強した!とか
- 昼間に仕事をしていて夜から毎日二時間ずつ頑張ったとか
それぞれにドラマがあるようです。
頑張れば年齢に関係なく資格は取れるという事
一番必要なのは保育士になりたいという強い気持ちかもしれませんね。知識やスキルの部分は勉強すればいくらでも補えます。
始めるときは不安が大きいのが40代、50代の皆さんかもしれませんが、実際に働いている先輩方の活躍は皆さんを勇気づけることでしょう。
子育て経験や人生経験が有利に働きます
何か他の仕事をしたことがある人ならば、そこでの経験を生かした仕事ができますね。例えばお便りをパソコンで作ったり、資料の管理が上手だったりする先生は大変重宝がられます。
何より社会の仕組みや流れなど知っていたりするのは、保育の業界しか知らない人より視野が広いといえるでしょう。接客業のノウハウがある人は保護者対応の際に役立ちます。様々な経験があるのは強みなのです。
また子育て経験のある方でしたら赤ちゃんの抱っこ・おんぶ、おむつ替えは経験済み。保育士としての経験はなくとも母親としての経験は宝物。もしかしたら若い先生よりも上手かもしれません。
40代、50代で保育士資格を取った方の口コミ
52歳で保育士免許をとりました。
資格取得のためにお金と時間はかかりましたが60歳まで働いてもやはり収入的にプラスになりますから思い切って頑張ってみてよかったと思います。年齢とか関係なしです
40代から再就職の為に資格取得
若い先生から見ると母親の世代なので、若い保育士からも慕われて信頼されているという感じがします。それもやりがいの一つです。
子育てが終わってゆったりとした目で子どもたちを保育できます
子どもってこんなものよね・・・と、おおらかになれるのが子育て終わった世代のゆとりなのかもしれません。