保育士が円満退社をする時の方法を紹介!
長く勤めた園であっても、収入面、待遇などを考慮した時、どうしても退職しなくてはならない場合があるかと思います。
転職するにしても、お互いに気持ちよく円満退職といきたいですよね
- そのためには退職によって周りに迷惑をかけないように心配りをすることが大切
ここでは退職を決めた時にするべきこと、
これができたらスマート!といういくつかのポイントをお伝えしたいと思います。
マナー@卒園の年度末に退職を合わせる
保育園という職場は他の職場よりも三月で一区切りが大切になります。というのも、クラスの子どもたちと信頼関係を結んで一年過ごすことが大事な仕事なので、年度途中にバタバタと職員が入れ替わるのは子どもたちにとって好ましくありません。
特に卒園児を預かっている場合はその年の途中に保育士変わるのは無責任ともとられます。
保護者にとって大事な子どもを預けているので、信頼していた先生が年度途中に急に退職というのはショックなものです。
体調不良などでどうしても仕事が継続でいない場合は仕方ないが
自分の都合で転職するときは基本的には退職を三月に合わせましょう。園側にとっても年度途中で退職されてしまうと新しい職員を探しにくいということもあります。
新卒は年度途中では取れませんし、行事前だったりすると新しい職員に仕事を十分に指導できずにお互いに大変な思いをします。可能な限り3月に合わせましょう。
そこから計算すると退職を申し出る時期は3か月前の12月末が良い
言い出しにくいからと言ってギリギリまで黙って待っていてはいけません。
伝える人は上司で、主任か園長という形になります。その両方でも良いでしょう。メールなどではなく、きちんと口頭で退職のご相談という形にしましょう。
切り出し方によって相手に伝わる印象も違う
「転職するので退職します」とあまりにストレートすぎないほうが無難です。
「〇〇の理由により、3月いっぱいで退職させていただきたいのですが・・」
というのが相手も納得しやすいですが、〇〇は家庭の事情など言えば角も立たないでしょう。
- もしくは一身上の都合でなどといえば十分
退職します、という一方的な言い方ではなくて、退職の意向があるのですがよろしいでしょうか?というように相手の都合を伺うニュアンスが大切
マナーA書類をしっかりと確認
出すべき書類を確認しましょう。退職届は当然のこと、自分が去った後の引継ぎ事項をまとめる、公的な書類以外に園に提出しなくてはいけない種類なども書き漏れがないようにします。
- 退職してしまうと間違いや不備があったときに困りますので、三か月の間にそろえるようにしましょう。
書類以外にも、園から借りていた鍵、楽譜、帽子やエプロンなどが貸出しであった場合はそれらもきちんとクリーニングに出すこと。
在職中に使ったものですから、後の人のためにも気持ちよく返却しましょう。
退職後に他の職場に移る時の書類も確認
現在の園から発行してもらわなくてはいけない書類があるかもしれません。(源泉徴収票、就業証明書など)
それらを園長や事務の先生に「急遽〇日までにお願いします」といったように、あまり日がない指定は迷惑になってしまいます。
「〇日ごろまでにいただきたいのですが」と余裕を持って相手の負担にならないようにしましょう。退職届は一か月以上前には出してください。
マナーB辞めるその日まで最後まで仕事を真っ当する
やめると決めると、その後の生活のことなど気になることがあったり、退職後の園の仕事について関心がなくなるかもしれませんが、目の前にいる子どもたちのためにも
- 一緒に組んでいる先生方がスムーズに仕事ができるよう、最後の日まで職務を全うしましょう。
社会人として当然ですが、その当然ができていない人が多くて現場で困るという話もよく聞きます。
例えば退職する三月には新年度に向けての準備、話し合い
などもあるかもしれません。自分には関係ないと思わずに、自分の担当した子供たちが四月に困らないようその準備にも参加したり引継ぎなどをしっかりしましょう。
今年度うまくいかなかった事柄、次回改善点などの申し送り、行事で使ったものの保管場所などを後に残った人が分かるようにしてくこと。
気持ちよく園を退職できるように
保育士の退職届の書き方
退職願、退職届と似た言葉ですが明確に差があります。
退職の意向を告げるもので、園側が承諾するまでは撤回可能です。これを出しても退職は決まっていません。
受理されれば退職が正式に決まります。これを出してからは撤回ができません。
書き方は決まった書式はないのですが一般的な例、マナー、注意点をまとめてみます。
- 最初の行に「退職届」と書きます。行の真ん中あたりか少し上に書くとバランス良い
- 本文に「この度一身上の都合により平成〇年〇月〇日をもちまして退職いたします。」とストレートに書きます。退職理由や季節の挨拶などを書く必要はなく、どんな理由でやめるにしても「一身上の都合により」です。
- 退職日を和暦(平成○年〇月〇日)で記載します。
- 届け出の日にち、自分の氏名を書き押印。シャチハタ以外の印鑑を使いましょう。
- 「〇〇保育園 園長〇〇殿」というように書きます。園長の名前より自分の名前が少し下がる位置に書きます。
- 封筒に入れ、表に「退職届」と書きます。裏に自分の名前を書きます。
退職届の書き方ポイント
- 正式な書類ですから丁寧な字で書きましょう。
- 誤字脱字がないかチェックします。
- 特に相手の名前、漢字を間違えたりしないように確認します。
- 縦書きでも横書きでも良いですが、縦書きのほうが改まった印象にはなるでしょう。
- 渡すときは手渡し。机に置いておいたりメールに添付したりせず上司にきちんと渡します
まとめ
退職すると決めたら、スムーズにその日を迎えるためにするべきこと、取るべき態度というものがあります。
その園で仕事をしたことに対して感謝の気持ちを持ち最後まで仕事を全うする姿は、周囲に好意的に見てもらえるでしょうし、自分も気持ちよく退職できるでしょう!