保育士は国家資格?民間の資格?
最初に答えを言うと
保育士の資格はずばり「国家資格」です
通信講座などでよく見かけるので民間資格かと思っている人も多いようですが
きちんと履歴書にも書けて
- 国公立、私立の保育所
- 児童福祉施設
などで働くことができます。一度取れば更新などなく一生涯有効の資格が保育士なのです。
他の似ている国家資格には何がある?
保育士資格は国家資格であり免許ではありません。
似ている仕事として思い浮かぶのは幼稚園教諭
同じくらいの年齢の子どもを預かる幼稚園教諭かもしれません。
しかしこちらは文部科学省の管轄の教員免許になりますので、保育士とは全く別の仕事です。
福祉系の似ている仕事というと
- 介護福祉士
- 看護師
- 保健師
- 助産師
などがあります。
昔の呼び名のホームヘルパーは「介護職員初任者研修」という名称に変わりました。
こちらは国家資格ではありませんが、現場でお年寄りの世話をするという意味では保育士と通ずるところがあるでしょう。
他にこんなにある子供に関わる資格
チャイルドマインダー | 少人数の子どもを預かれる仕事 |
---|---|
ベビーシッター | 家庭にお邪魔してお子さんを預かる仕事。資格がなくてもできますが、持っているほうが信頼されます |
チャイルドケア | アロマの力で子ども、親のケアをします |
チャイルドコーチング | 自発的に子どもが学び、考えて行動できるような環境を整える仕事。子どものストレスを解消する |
産後デューラー | 産前産後の母親の育児のサポートを行います。里帰りができない、家族が育児に協力できない人などが安心して乳児期の子育てを行えるようサポート |
これらは国家資格ではありませんが、いずれもちいさな子どもや子育てしている母親のサポートをする仕事ですので覚えておくと良いでしょう。
保育士は国家資格の中でどれくらい難しい?
保育士資格の合格率
平成25年度試験の合格率 | 17.4% |
---|---|
平成26年度試験の合格率 | 19.3% |
平成27年度試験の合格率 | 22.8% |
合格率は20%ほどとなっています。100人受けると80人が落ちるという厳しいものになっています。
勉強している時点で満点を目指すくらいの真剣さが必要
覚えるものも多いので勉強は大変ですが、一度覚えて合格しまえばあとは現場で経験を積むことで定着していきます。
他の有名どころの資格の合格率と比較
介護福祉士 | 70% |
---|---|
調理師 |
60〜65% |
美容師 |
80% |
行政書士 |
10% |
まとめ
看護師、美容師などに代表されるいくつかの資格は専門の学校で学んだうえで受験をしなくてはならないものがある中で、保育士は専門の学校を出ていなくても、通信教育などでしっかりと勉強すれば受験することができます。
試験に合格するまでは大変ではありますがそれが将来知識として役立ち自信につながります。